クレジットカードの複数所有と乱用【債務整理を行うまで 02】

私が債務整理を行うまで

クレジットカードを作ってから、カードで分割払いを出来る事を知り、乱用していく様子を説明する

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クレジットカードでの買い物を知る

大学の生協で家電製品を買ってしばらくしてからクレジットカードが届いた。初めて持つクレジットカードだ。なんか大人になった気分がした。しかし、使うのは控えよう、そう思っていた。

しかし、友人の家に遊びに行く度に自分を見失っていったように思える。CDプレーヤーが無い(1990年代前半の話)、電子レンジが無い、その都度自分はなんて貧乏でみすぼらしいのだろう・・・と思った。今の家に友人を呼べるか?と考えた時、正直恥ずかしいと思った。そして、見栄のためにCDプレーヤーや電子レンジを買い揃えていく。もちろん、クレジットカードでの分割払いだ。

いつのまにか自分に甘くなっていく。最初はバイト代1日分までしかローンは組まない!そう言っていたのがバイト代2日分までになった。

服装にも気を遣うようになっていく。クレジットカードでの分割払いの増加

あまり服装には気を遣う方では無かった。しかし、あまりにも周りと服装に違和感を感じ始めた。今で例えるのなら、友人たちはアニエス・ベーやコムサ・イズム等の物凄く高い訳では無いが安いものを来ていないという感じであった。一方の自分はユニクロはおろか、しまむらや商店街の無名な店の1枚500円未満のシャツを来ているという感じだった。

年頃になり女性にも興味を持つ。このままの服装だとダメだと思った。

そして、当時の雑誌等で紹介されている服はマルイで買えると知った。マルイに買い物に出掛けた。手持ちのクレジットカードで買おうとしたが、マルイのカードを強く薦められた。そして、マルイのカードを作り、その場で服のローンを組んで購入した。見栄をはって、ブルックス・ブラザーズやニコルを買った。そういう服を買い、服に興味を持ってしまうとシーズン毎に買うようになっていく。毎シーズンに数万円分のブランドものの服を買う癖がついていった。

その頃にはバイト代3日分ではなく4日分までならと自分に言い聞かせていた。バイトの日数を増やせば良いと。

突然発生した親戚の不幸

こんな生活をしているのだから、当然貯金など無い。そんなある日、親戚で世話になった方が亡くなったから葬儀に来るようにと母親から電話があった。実家までは片道1万円はかかる。往復で考えれば2万円だ。どうにか2万円はあったが、これを使うと今月はもうカップラーメンも食べられない状態になるのは目に見えていた。しかし、とりあえず実家に帰り葬儀に出た。母親にお願いをして2万円を貸してもらった。当時の母親も余裕は無かったが、貸してくれたというよりも交通費をくれた。

いつ同じように親戚が亡くなり実家に帰らないといけない時が発生するか解らない。しかし帰る金が無いのはまずいと思った。そこで当時発行を初めて間もないJR東日本のクレジットカード、Viewカードに申し込んだ。Viewカードなら電車の切符やJRバスの切符が買える!と当時クレジットカードについてよく理解していなかったため、他のカードでも買える事を知らなかった。そして、3枚目のクレジットカードを持つ事となった。

いつのまにか、月々のローンの支払いはバイト代5日分になっていた。

若い内はクレジットカードは2枚以内にしよう

今だからこそ、解るが若い内はクレジットカードは多く持ってはいけない。特に金融に詳しくない場合は絶対に持たない事だ。若くして3枚ものクレジットカードを持つと自制が聞かなくなる場合がある。3枚で合計100万円ほどの買い物や50万円近いのキャッシングが出来てしまうのだ。これだけ貯金があれば問題は無いと言える。しかし、毎月自転車操業で生活費を稼いでいるのなら、この金額はあまりにも危険だ。

貯金が無いのなら、クレジットカードは2枚までにとどめるべきだと、債務整理を行った私が忠告しておく。本当は1枚までにしておくべきだ。
(学生の場合、クレジットカードの限度額は30万円が当時一般的だった。その半分がキャッシング枠だった。3枚のクレジットカードを持つという事は、90万円分のショッピング枠と45万円のキャッシングが出来てしまうという事だ)

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